新築一戸建ての玄関は家の顔ともいえる重要な空間です。玄関のデザインは家全体の印象を大きく左右するため、機能性とおしゃれさを両立させる工夫が求められます。今回はおしゃれで実用的な玄関づくりのポイントについて、さまざまな観点から詳しく説明していきます。
デザインのこだわり
玄関は家の最初の印象を決める場所です。魅力的なデザインづくりには、玄関ドアや色使い、素材選びなど、さまざまな要素に注目することが重要です。
おしゃれな玄関ドア
玄関ドアは家の顔を決定づける最重要部分です。木製やガラス、スチールなどさまざまな素材から選ぶことができ、デザインの自由度が高いのが特徴です。ドアノブや取っ手なども玄関の印象を左右するポイントです。おしゃれさと機能性を兼ね備えたドアを選ぶことがおすすめです。
採光性に優れたガラス戸はおしゃれな雰囲気を演出できます。一方、木製の扉はナチュラルで温かみのある印象を与えてくれます。スチール製の扉は近年人気が高まっており、モダンでスマートな玄関を演出できます。それぞれ長所と短所があるので、自分の好みやライフスタイルに合わせて選ぶのが賢明でしょう。
色使いと素材の選択
色使いと素材選びにもこだわることが大切です。明るい色調を基調にすれば開放的な印象を与えられます。一方、落ち着いた色調を選べばゲストを優雅な気分にさせてくれるでしょう。さらに、タイルやレンガ、木材などの素材を組み合わせることで、個性的でおしゃれな玄関を演出できます。
例えば、玄関ホールの床にはタイルを使い、壁面には無垢材を使うなどの組み合わせが人気です。床と壁の素材を統一するミニマルなスタイルも素敵ですし、複数の素材をミックスするのもいいでしょう。ナチュラル素材を使えば、北欧風やブルックリンスタイルといったトレンドのおしゃれなデザインを楽しめます。
照明の活用
照明の活用も重要です。玄関の照明は単なる明かりの役割だけでなく、空間の雰囲気作りにも一役買います。間接照明を上手に使えば、落ち着いた雰囲気を演出できます。また、デザイン性の高い照明器具を選べば、玄関にアクセントを加えられます。
最近では人感センサー付きの照明も人気があります。この種の照明は自動で点灯・消灯するため、手間がかかりません。玄関に設置すれば、帰宅時のあか抜けにも役立ちます。人感センサーのほか、調光や調色機能付きの照明も便利です。照明は用途に合わせて、賢く選ぶことをおすすめします。
収納と動線の工夫
次に収納力と動線の確保も玄関の機能性を高めるうえで重要なポイントです。物を上手に収納でき、行き来がスムーズな玄関づくりのコツをご紹介します。
シューズクロークの活用
シューズクロークは玄関の収納力を高めるための必須アイテムです。家族構成に合わせて十分な収納スペースを確保することが大切です。オープンタイプの収納と扉付きの収納を組み合わせれば、隠す収納とみせる収納を使い分けられます。
また、シューズクロークは玄関の印象を左右する要素でもあります。オープンタイプのシューズクロークなら無垢材を使うと、上品で温かみのある雰囲気が生まれます。逆に扉付きのクローゼットを選べば、すっきりとした印象に。このように収納方法を工夫することで、玄関全体のイメージを統一できるのです。
土間の活用
土間は荷物の一時置き場として重宝します。また、上手に活用すれば適切な動線の確保にもつながります。例えば、足下が濡れた際の対策として濡れ分け動線を設けるなど、玄関の機能性を高められます。
土間の広さについては、家族構成に合わせて設計することが賢明です。土間が広ければ、荷物の置き場所に困ることがありません。一方、狭い土間でも上手に活用することで、玄関をスッキリと保てます。
動線の確保
滞りのない動線を確保することは、使いやすい玄関づくりの鍵です。玄関ドアの開き方や、室内への通路の作り方など、さまざまな点に目を配る必要があります。
一般的には、開き戸と比べて引き戸の方が動線がスムーズです。引き戸なら車椅子やベビーカーの出入りも楽にできます。また、玄関から直接リビングや台所へと続く動線を作ることで、生活がより楽になるでしょう。玄関の向きやドアの開き方など、事前によく検討して動線の確保を心がけましょう。
明るさと開放感
玄関の明るさと開放感は、玄関全体の雰囲気を左右する重要な要素です。採光と通風を意識した設計が必要不可欠です。
窓の設置
玄関に窓を設けることで、採光と通風を確保できます。特に明るさを重視する場合は、吹き抜けやトップライトなどの天窓を設置するのがおすすめです。また、面した開口部をできるだけ広くとることで、開放感のある玄関を実現できるでしょう。
窓の種類にもこだわりましょう。サッシの枠が細い内窓なら、圧迫感がなくすっきりとした印象を与えられます。半外付けタイプの窓は室内の圧迫感を軽減でき、開放感のある空間をつくれます。さらに、ガラスの種類を工夫することで、プライバシーの確保やUV対策にも役立ちます。
吹き抜けの採用
吹き抜けを設けることで、玄関の明るさと開放感をいっそう高めることができます。特に、吹き抜けの上部に天窓を設置すれば、自然光を存分に取り入れることが可能です。また、吹き抜けには視線が抜けるため、玄関から室内が見渡せる開放的な空間が生まれます。
吹き抜け部分が広けれ広けば、その分開放感も増します。ただし、プライバシーの確保が難しくなるため、上手に開口部の位置づけを検討することが大切です。さらに、吹き抜けの高さにも目を向ける必要があります。一般的には天井高を高くすると、より開放的な空間に仕上がります。
機能性と使いやすさ
おしゃれな玄関は機能性と使いやすさを兼ね備えていなければなりません。防犯面や段差の解消、採光の工夫など、さまざまな点に注意を向ける必要があります。
防犯性の確保
玄関の防犯性を高めることは重要なポイントです。窓の位置や目隠しの設置、照明の工夫など、さまざまな手段があります。例えば、玄関ドアに面した窓は防犯上望ましくありません。その場合は窓の位置を変更するか、すりガラス風の窓を選ぶなどの対策が必要です。
また、外からの視線を気にする場合は、目隠し用の植栽やルーバーを設置するのも一案です。そのほか、外灯に人感センサーを付けたり、インターホンにカメラ付きのものを選んだりすることで、さらに防犯性を高められます。このように工夫次第で、おしゃれさと安全性を両立させられるのです。
段差の解消
玄関に段差があると、足元が危険です。特に高齢者やお子様、障がい者の方にとって、段差は大きな障壁となります。そのため、段差のないフラットな玄関を心がけましょう。
もし建物条件によりどうしても段差を設ける必要がある場合は、そのスロープを付けるなどの対策を講じることが大切です。また、段差が避けられない場合でも、玄関ドアに近い位置に手すりを設置すれば、より安全で使いやすい玄関になるでしょう。
まとめ
新築の玄関を魅力的におしゃれに作るには、デザイン性と機能性を両立させることが何より重要です。素材や色使い、照明の工夫によりおしゃれさを追求しつつ、適切な収納や動線の確保により生活しやすさを実現できます。明るさと開放感の演出、防犯性と段差の解消など、細部にわたった配慮を怠らずに、理想の玄関空間を実現してください。おしゃれで使いやすい上質な玄関は、家族みんなの毎日を心地よいものにしてくれるはずです。
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