この記事では、年収500万円の方が住宅ローンを組むにあたって、以下の内容を解説します。
・年収500万円で住宅ローンはいくらまでかりられるのか
・借入金額ごとの返済シュミレーション
・無理なく住宅ローンを返済するコツ
年収500万円で住宅ローンを組む際の注意点や返済に追われないためのポイントをご説明します。ぜひ最後までご覧ください。
年収500万円で住宅ローンはいくらまでかりられる?
年収500万円では住宅ローンをいくらまでかりることができるのかを以下の2つのパターンからご説明します。
年収倍率からみた場合
住宅ローン借入可能額を年収倍率を使って計算します。年収倍率とは、購入したい住宅が年収の何倍かを表す指標のことです。この年収倍率は金融機関が住宅ローンの審査をする際にも使われます。年収500万円の場合、借入可能額は最大で4,000万円前後かりられる可能性はあるものの、金融機関の審査によって借入上限額は異なります。したがって年収倍率を5~6倍以内で考えると、年収500万円の世帯の場合は、2,500万~3,000万円が一般的な住宅ローン借入額です。
返済負担率からみた場合
住宅ローン借入可能額を返済負担率を使って計算します。返済負担率とは、税込年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合のことです。世帯年収500万円で返済負担率を25~30%とすると、借入期間が30年の場合の借入額の目安は3,000万~3,750万円となります。他のローン返済分を含めて月々の返済負担率を30%以内に設定すれば、家計への負担は比較的少なくなります。
年収500万円の住宅ローン返済をシミュレーション
次に年収500万円の住宅ローンの返済シュミレーションを借入額ごとにご紹介します。
借入額2500万円の場合
年収500万円で2,500万円の借入をおこなう場合の返済額を以下の表にまとめました。固定金利は1.8%5、元利均等のローンを組むことを想定しています。
返済期間(年) | 年間返済額(円) | 月々の返済額(円) | 返済負担率(%) |
20 | 1,489,200 | 124,100 | 29.78 |
25 | 1,242,000 | 103,500 | 24.84 |
30 | 1,078,800 | 89,900 | 21.56 |
25 | 962,400 | 80,200 | 19.25 |
年収500万円で借入額2,500万円の住宅ローンを組む場合、月々の返済額は返済期間30年で89,900円です。返済負担率は21.56%で、目安の30%を下回っています。返済負担率が20%前半台ですので、無理なく返済できそうですね。資金に余裕があるときは繰り上げ返済もできそうです。
借入額3000万円の場合
年収500万円で3,000万円の借入をおこなう場合の返済額を以下の表にまとめました。固定金利は1.8%、元利均等のローンを組むことを想定しています。
返済期間(年) | 年間返済額(円) | 月々の返済額(円) | 返済負担率(%) |
20 | 1,786,800 | 148,900 | 35.74 |
25 | 1,490,400 | 124,200 | 29.81 |
30 | 1,294,800 | 107,900 | 25.90 |
25 | 1,155,600 | 96,300 | 23.11 |
年収500万円で借入額3,000万円の住宅ローンを組む場合、月々の返済額は返済期間30年で107,900円です。返済負担率は25.90%で、目安の30%を下回っています。返済負担率30%以下を目安と考えると、年収500万では借入額3,000万円が一つの指標となりそうです。
借入額3500万円の場合
年収500万円で3,500万円の借入をおこなう場合の返済額を以下の表にまとめました。固定金利は1.8%、元利均等のローンを組むことを想定しています。
返済期間(年) | 年間返済額(円) | 月々の返済額(円) | 返済負担率(%) |
20 | 2,084,400 | 173,700 | 41.69 |
25 | 1,738,800 | 144,900 | 34.78 |
30 | 1,509,600 | 125,800 | 30.19 |
25 | 1,347,600 | 112,300 | 26.95 |
年収500万円で借入額3,500万円の住宅ローンを組む場合、月々の返済額は返済期間30年で125,800円です。返済負担率は30.19%で、目安の30%を上回っています。
年収500万円で無理なく住宅ローンを返済するコツ
最後に無理なく住宅ローンを返済するコツをご紹介します。
頭金を用意しておく
頭金を用意することで毎月の返済負担を軽くすることができます。例えば物件価格を3,000万円とすると、頭金を500万円用意した場合と頭金なしの場合では、毎月の返済負担に約1.7万円の差が生まれます。頭金がなければ住宅ローンの借入金額が大きくなり、住宅ローンの適用金利も上がる金融機関がほとんどです。借入金額と適用金利の両方が大きくなるため、同じマイホームの購入金額だとしても住宅ローンの返済負担は大きく上がってしまうのです。
月々の返済額を現在の家賃よりも少なくする
月々の返済額は今住んでいる住居費よりも少なくしましょう。住居費は「手取りの3分の1まで」なら無理なく払えると言われています。返済負担率30%以下の返済プランであれば、毎月の返済額は無理のない範囲となるでしょう。また、住宅ローン審査が通りやすくなります。
計画的に繰り上げ返済を行う
資金に余裕ができた際には、計画的に繰り上げ返済を行いましょう。繰り上げ返済は早めにコツコツしていくのがポイントです。こまめに繰り上げ返済をして元金を減らしていくことで、利息の支払い額が少なくなるからです。ただし、積極的に繰り上げ返済をする場合は手数料に注意するようにしましょう。金融機関や支払い方法で手数料が変わってきますのでしっかり確認することが大事です。
まとめ
この記事では、年収500万円で住宅ローンを組む際の注意点や無理なく返済するためのポイントをご紹介しました。ご自身の家計では「毎月いくらまでなら、無理なく返済できるのか」という観点を中心に、最適な住宅ローン金額を計算してみてくださいね。
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